KYC(Know Your Counterparty)方針及び手順
1. はじめに
この方針は、株式会社クロスフォー及び連結子会社が取引相手の信頼性を確認し、適切な取引を行うための基準と手順を定めるものです。
2. 目的
本方針の目的は、取引相手の身元、信頼性、及び法的・倫理的準拠状況を確認し、持続可能かつ倫理的なサプライチェーンを確保することです。
3. 適用範囲
本方針は、全ての取引相手(サプライヤー、顧客、パートナー企業など)に適用されます。
4. KYCプロセスの概要
4.1 取引相手の身元確認
- ・取引相手の正式名称、登録住所、連絡先情報の取得。
- ・取引相手の登記簿謄本、法人番号、及びその他の公式書類の確認。
4.2 信頼性評価
- ・取引相手の財務状況の確認(財務諸表、信用調査レポートなど)。
- ・過去の取引履歴や評判の確認(第三者からのフィードバック、レビューなど)。
4.3 法的・倫理的準拠状況の確認
- ・取引相手がRJC基準に準拠しているかの確認(RJC認証の有無)。
- ・キンバリープロセスに準拠しているかの確認(KPCS認証の有無)。
- ・その他の法的規制(環境保護法、人権保護法など)の遵守状況の確認。
5. デューデリジェンスの実施
・デューデリジェンスチェックリストの使用。
・必要に応じて現地訪問やインタビューの実施。
6. 継続的モニタリング
・定期的な取引相手の評価と監査の実施。
・新たなリスクや問題が発生した場合の迅速な対応。
7. 記録保持
KYCプロセスに関する全ての記録を最低5年間、または法令が要求する期間のいずれか長い方の期間保管し、法的要求や社内規定に従って適切に管理します。
8. トレーニングとコミュニケーション
・従業員に対するKYC方針及び手順に関するトレーニングの実施。
・取引相手へのKYC要求事項の周知と理解促進。
9. 方針の見直し
本方針は定期的に見直し、必要に応じて更新します。改定された方針は全ての関係者に速やかに周知します。
10. 本方針及び手順に関する責任者
責任者は管理部管掌取締役とし、事務局を管理部に置きます。
サプライチェーンポリシー
1. はじめに
このポリシーは、株式会社クロスフォーのサプライチェーン(以下「当社」という)における倫理的及び持続可能な取引を確保するための基準とガイドラインを定めるものです。当社は、RJC(Responsible Jewellery Council)の基準に従い、社会的および環境的責任を果たすことを誓います。
2. コンプライアンス
当社は、以下の点においてRJCの基準に準拠します。
(1)労働基準
すべての労働者が安全かつ公正な労働条件の下で働ける環境を確保します。
(2)環境保護
環境への影響を最小限に抑えるための措置を講じます。
(3)人権尊重
すべての関係者の基本的人権を尊重し、いかなる形態の差別や強制労働を排除します。
3. キンバリープロセス
当社は、キンバリープロセス認証スキーム(KPCS)に従い、紛争ダイヤモンドの取引を防止するための措置を講じます。すべてのダイヤモンド取引において、適切な文書と認証を確保し、紛争ダイヤモンドがサプライチェーンに流入しないようにします。
4. 取引先の選定
当社は、取引先を選定する際に以下の基準を考慮します。
- ・RJC認証の有無
- ・労働基準および環境保護の実践
- ・社会的責任の履行
5. 継続的改善
当社は、サプライチェーンにおける持続可能性と倫理的取引の継続的な改善を目指します。定期的な監査と評価を実施し、改善点を特定し、適切な措置を講じます。
6. コミュニケーショントレーニング
当社は、従業員および取引先に対して、本ポリシーに関する教育およびトレーニングを提供し、ポリシーの理解と遵守を徹底します。
7. ポリシーの改定
当社は、本ポリシーを定期的に見直し、必要に応じて改定します。改定されたポリシーは、速やかに全従業員および関係者に周知されます。
8. 適用範囲
・株式会社クロスフォー
・Crossfor H.K.Ltd.
・歌思福珠宝(深圳)有限公司
・株式会社D.Tech
・Crossfor(Thailand)Co.,Ltd.
・Crossfor India Private Limited